オークションや骨董店で購入したものの整理をしています。人間国宝10代三輪休雪の書です。81歳になられた名工であっても、平常心是道の文字を見ると、やはり窯たきの時は心が揺れ動いていたのかも　などと思うと、何か親しみを感じてしまいます。(この言葉を自分に言い聞かせて仕事をしていたかも？？)墨がにじむほどゆっくり書かれた味のある文字です。多少シミが出ています。写真でご確認ください。余談ですが、海外の方が楽しんでいらっしゃるように、掛け軸は、洋間の壁などにも、必要な時に飾ったり、しまったりできる便利なものです。個人的には、洋間の壁に飾って楽しんでいましたが、その際は、直射日光に当たらない場所で、なおかつ窓を開けると風ではためきますので、気をつけて使用していました。今まで掛け軸になじみのなかった方は、壁の釘に掛けるために使用する、矢筈があると便利です。竹の箒のなどの適当な棒を利用して、針金と組み合わせ自作しても良いと思います。部屋の雰囲気を変えたり、和の雰囲気を味わうのに、工夫次第でとても楽しいアイテムになりますので興味のある方にはお勧めしたい飾り方です。書は、例えとしてふさわしいかどうか分かりませんが、学校にある「廊下を走らないなど」の言葉のように、自分の目の入るところに、その都度その言葉を掲げて、意識すると言う意味合いもあると思います。結果、今の自分に必要だと思われるいろいろな言葉を集めて、その時々に応じて架け替えていました。休雪のお茶碗をもしお持ちであれば、一緒に使っていただければ最高の仕立てとなるのではないか思っています。